「コロナ」後の葬儀・法事はどうなるの?
コロナウィルスによってお葬式は家族葬が中心になり、法事も家族だけで執り行われる事が多くなりました。
お斎(法事後の食事)を設けられる事も少なくなりました。
コロナが治まったら元に戻るのか?と聞かれたら残念ながら元のようには戻らないと思います。
なぜか?
昔(2~30年前まで)はお葬式や法事となれば、広く縁者に声を掛けて行っていました。
(たとえ面倒だと感じても)そうしなければいけない事情があったからです。
昔の日本人は農耕が主でした。自然相手ですから近所付き合いを大切にしないと不作や災害などの危機を乗り越えることができません。
また、普段から作物の育成に関する情報交換を行うことで効率的に農耕を行う必要がありました。
つまり、地域の人間関係を大切にしなければ生き残る事が出来なかったのです。
現在、多くの人が会社勤めなので、自然と共生する機会が減りました。
それどころか自然を支配したと感じる事も度々です。
今や葬儀・法事といった機会に地域の人間関係を必要だと感じる事が減ったのです。
そこにコロナです。
広く縁者を呼ばなくても良い言い訳が出来ました。
地域の人間関係を必要だと感じない以上、元通りには戻りません。しかし、それでも葬儀・法事には僧侶を呼んでもらえます。
今こそ我々僧侶が佛法を学び、謙虚に佛法を広める勤めを負わなければならないのです。


