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浄土真宗 悪人とは?

  お釈迦様に弟子の阿難(あなん)が尋ねました。

「悪い事だと知りつつ犯した罪」「悪い事だと知らずに犯した罪」ではどちらの罪の方が重いですか?
するとお釈迦様は「悪い事だと知らずに犯した罪の方が重い」と返されました。
人間が定めた法律では真逆です。
「悪い事だと知らずに犯した罪」は酌量の余地があったりします。   
 

   お釈迦様は続けます。
「ここに焼けた石がある。それに触るとき、熱いと知っていれば加減して触るのでヤケドしないで済むが、熱いと知らなければ強く握って大ヤケドになる。知らないという事は大きな罪なのだ」と。 
 

   先の号で「私は自分勝手。自分さえ良ければ…」の思いで毎日を生きていると書きました。
その私は果たして自分勝手だという事に気づいているのか?
普段の生活の中では自分勝手だという事にすら気づく事なく自分勝手に生きています。
だとしたら私は熱いと知らずに焼石を握っているのと同じです。
そして、大ヤケドを負っている事にも気づいていないのかもしれません。 
 

   親鸞聖人は悪人を説かれました。
ここで説かれた悪人とは、泥棒や人殺しではなく我執(エゴ)に気づかずに生きている人の事です。
それは紛れもなくこの私です。
それでも今日生かされています。
有難し。

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