報恩講
「報恩講」とは毎年執り行う親鸞聖人のご法事です。
今年は七六四回忌法要です。
その呼び名のとおり「恩に報いる講(お参り・集まり)」です。
昔は貴族など権力とお金を持っている人は生前にお寺を建てたり、お寺に寄進する功徳(くどく)によって死後は極楽往生できると信じていました。
その中で、人口の大半を占める農民には経済的な余裕はなく極楽往生など無縁でした。
農民の人々は生きていくのも精一杯の毎日を生き、病気や飢えなど死が身近にあり、死後は地獄と信じていた時に親鸞聖人の念仏往生(念仏によって往生できる 念仏は感謝であって自分の都合をお願いする事ではない)にどれほど救われた事でしょう。
その恩たるや。
そして八百年を経た今、科学が発達しても尚、「ご先祖の為に何かをしよう」とか「仏様に施しをしよう」とか「日が良い、日が悪い」とか「方角の良し悪しで運気を上げよう」など自分の都合を期待し、不都合を避けようとしながらアテにならないものに縛られて生きています。
アテにならないものをアテにしながら生きているから苦しんでいるこの私です。
「願い」とは「先祖・仏→私」なのに「私→先祖・仏」だと勘違いするこの私です。
親鸞聖人が明らかにされた「南無阿弥陀仏」=「阿弥陀様のお与えに感謝。
阿弥陀様におまかせの安心・喜び」の報恩に、ぜひ皆さんでお参りください。


