善と悪どちらも・・・1
「自分は正しい、私は間違っていない」「悪いのは相手、あいつが間違っている」と思って毎日を過ごしています。
常に攻撃の矢印を自分⇒相手に向けています。
でも、相手も同様なのです。お互いが「自分は正しい、私は間違っていない」と確信しているので争いが起きます。
法語(仏様の教え)にも、
『私たちの人生の争いは いつも 善と善との争いだ』
とあるように『善』というのが実は危ういのです。
西日本の某県知事が内部告発されました。
それを受けて「全て適正に対処してきました」「私の判断は適切だったと認識しています」「そのようなハラスメントを行った認識は無いと思っています」との発言が世間を騒がせています。
自分は『善』であるという思いが世間の気持ちを逆撫でます。
さて、この私です。
「自分が一番可愛くて、自分の事が大切で、自分さえ良ければそれで良い」という思いを抱きながら「被災地は大変ですね」と『善人』のふりをしながら「自分の所には災害がなくて良かった」と思っているこの私です。
加えて、このような事を吐露しながら「自分は自分の汚さに気づいていますよ」とか「自分が『悪人』だと認めていて素晴らしいでしょ!」と思っている私です。
『善』も『悪』も手放せない。
そんな私はどうしたら救われるのでしょうか?
自分自身が煩悩の塊である以上、煩悩が煩悩を手放すことなどできません。
自分(自力)では助からないから阿弥陀様(他力)に頼るしかないのです。


